既卒の意味・定義とは?
「既卒」「既卒者」とは大学、短大、専門学校を卒業しており、正社員として就職していない人、正社員として就職した経験がない人のことを意味します。
例えば、2016年3月に大学卒業後、就職せず、フリーター、もしくはニートの人が既卒者に分類されます。また、大学卒業後、3年間は既卒として扱われるが、それ以降は大卒フリーターとして扱われると、定義している場合もあります。
ただし、「既卒とは○○である」という明確な定義は存在しません。
既卒であっても、実際はフリーター、もしくはニートです。「自分は既卒枠か? それとも大卒フリーターか?」などということを気にすのはあまり意味がありません。
選考の際に企業が気にするのは、「既卒なのか? フリーターなのか?」ということではなく、「現在何歳で、就業経験があるのかどうか?」ということです。
既卒で就職するのは厳しいか?
「既卒になったら終わり」
「既卒の就活は厳しい」
と言われることがあり、就職のためにわざと大学を留年する「就職浪人」という人もいます。
確かに、一昔前であれば、既卒者が就職するのは簡単なことではありませんでした。
というのも、企業は新卒採用で、大量の人材を確保し、それ以外の採用活動は基本的に行わなかったからです。採用活動をするとしても、特定のポストに空きができた時、その穴を埋めるための経験者採用で、就業経験のない既卒者には見向きもしませんでした。
しかし、最近では、企業の採用活動が多様化したため、既卒者への需要が高まっています。
新卒であれば、入社日は年度初めの4月と決まっていますが、既卒であれば、基本的にいつからでも入社できます。
つまり、既卒者には、新卒のようなフレッシュさがあり、しかも入社日の調整も柔軟にできるというメリットがあるのです。
このようなメリットがあるため、新卒採用で十分な人員が採用できなかった企業や、新卒のように若い人材をすぐに採用したい企業などが既卒者を求めています。
求める企業が増えているということは、既卒でも普通に正社員として就職できる、ということです。
既卒が利用できる就職サイトは
既卒者への需要が高まると同時に、既卒者を対象にした就活サイト、就職支援サービスも増えてきているので、既卒の就活も簡単になってきました。
グーグルで「既卒 サイト」と検索すれば、既卒向けの就活サイトがたくさんヒットします。
さらに、既卒者の就活をマンツーマンでサポートしてくれる就職支援サービスも登場しています。
例えば、ウズキャリでは、求職者一人一人に専任のキャリアアドバイザーがついてくれ、マンツーマンで就活をサポートしてくれます。
利用者の希望に沿って既卒者が働きやすい求人を紹介してくれたり、既卒向けの面接対策、履歴書の添削をしてくれたりします。しかも無料です。
【ウズキャリ】以外にも、既卒を対象とした就職サポートサービスは豊富にあります。そういったサービスを利用すれば、プロのコンサルタントが内定をもらえるまで、徹底的に就活対策をしてくれます。
既卒者を求める企業が存在し、さらに既卒者の就職サポートをするサービスが充実している現在、既卒でも正社員として就職できます。
つまり、既卒の就職は厳しくないのです!
既卒が利用できる就活サイトまとめ
コンサルタントによる就職サポートがあるサイト
サイト名 | 特徴 |
20時間の手厚いサポートが特徴。ガッツリサポートを受けたい人におすすめ | |
JAIC | 優良企業20社と書類選考なしで面接できるイベントを開催している |
内定後サポート(ビジネスマナー研修、社会人としての心構え講座など)を実施している | |
ハタラクティブ![]() | 独自の自分発見カウンセリングで、適職、やりたい仕事が見つかる |
いい就職.com![]() | セミナー、イベントを頻繁に開催している |
一般的な就活サイト
続いて、一般的な就活サイトのなかで既卒者が利用できるものを紹介します。コンサルタントによる就活支援はないので、求人探し、応募、面接まで自力で進めなければいけませんが、たくさんの求人を閲覧できます。