既卒がベンチャー企業で働く4つのメリットと3つのデメリットを解説

既卒の場合、大手を狙うよりベンチャーを狙うほうが就職しやすいといわれています。

そんなベンチャー企業。既卒が就職することにどんなメリット、デメリットがあるのか? 気になっている方もいると思いま。

ここでは、実際にベンチャー企業で働いた経験から、ベンチャー企のメリットとデメリットについて解説します。

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既卒がベンチャー企業で働く4つのメリット

メリット1:大手企業よりもいろいろな業務を経験できる

ベンチャー企業のメリットは、大手に比べて色々な業務を経験できること。

大企業、成熟しきった企業では、経験できる仕事の幅はかなり狭まります。

大企業ではスキルや経験が身につかない場合がある

たとえば大企業は、営業だけでも「営業1課」「営業2課」「法人営業」「個人営業」など、たくさんの部署に分かれています。

配属後は細分化された一部の仕事だけしか経験できません。

また歴史ある大企業は、業務を効率化させるために独自に作った社内システムや社内ルール、社内用語などがあります。

たとえば日立製作所は、独特の社内用語あることで有名です。
※参考⇒「鈴木部長は(スズ)じゃないと失礼」 日立独自の「表記ルール」が面白いと話題に

で、こういうのは社内での業務効率化のためには役に立つのですが、他の会社ではまったく役に立たないルールです。

むしろそれが一般的だと思って、他の会社で使ったら大変なことになります。

大企業にはたいてい、独自の慣習やシステムがあって、そこで身につけたスキルや経験が他の会社でまったく役に立たない場合があるのです。

「転属があるから、大企業でも色々な業務を経験できるんじゃないの?」という疑問もあるでしょう。

しかし転属しても、細分化された仕事の1つを、転々とするだけです。

結局、どの部署にいっても、も大したスキルは身につかない、とも言えるのです。

ベンチャー企業は、1年目からいろいろな仕事が経験できる

一方、ベンチャー企業では1年目から幅広い業務を経験可能です。

たとえば私は、社員7人のスマートフォンアプリをリリースする企業に制作ディレクター(企画や宣伝、スケジュール管理などの業務を担う)として就職しました。

そこで経験したのは、ディレクターの仕事だけでなく、人事として採用に携わったり、面接官をしたり、新人教育をしたり、大企業なら数年は働かないと任せてもらえないような仕事の数々でした。

大企業だと、入社してから半年~1年は、ダラダラ座学の研修を受けたりするのですが、そんなものはありません。

1つの仕事を覚えたらすぐに次の仕事、といったようにどんどん新しい仕事を任されます。

新規事業の立ち上げに携わったり、主力事業に携わったりも、すぐにできます。

実際私は、それを経験しました。

一度、経験してしまうと、大企業なんて遅くて退屈になってしまうはず。

メリット2:自分の仕事の成果がわかりやすい

企業規模が小さいので、自分が携わっている業務が全体のどのぐらいの割合を占めるものなのか、どれぐらい利益を出している業務なのか、を簡単に把握できます。

たとえば、大口の顧客を獲得したら、会社の売上は目に見えて上がります。自分の頑張り、自分の貢献度が、目にみえてわかるのです。

規模が小さい企業ならでは。

大企業は規模が大きすぎて、自分の仕事がどれくらい利益に貢献しているのかまったくわかりません。

というより、自分なんかいなくても会社は普通に回っている感しかしない。

だから「自分は会社の歯車の一部でしかないのか」と思って、仕事にやりがいを感じられなくなります。

ベンチャー企業は頑張ったら頑張っただけ、会社の売上に繋がります。

自分の仕事の成果がみえやすいから、仕事のモチベーションも上がりやすいのです。

メリット3:社長との距離が近いから社長の考えがわかる

社長は同じオフィスの、同じ部屋にいます。

一緒にランチに行くことだってあります。

社長の距離が近いので「企業の状況」「これからの戦略・経営方針」を聞けたり、それに対して意見を求められたり、議論を交わしたりすることは当たり前。

自然と経営者視点を持てるようになります。スキルアップにもなります。

一方で、大企業なら社長は雲の上の存在です。千人規模の会社になると、「一度も生で社長をみたことがない」という人もいます。

そんな会社だと、自分は歯車感が強くなってしまいますよね。それが嫌ならベンチャー企業や中小企業はおすすめです。

メリット4:裁量権の大きい仕事を任せてもらえる

裁量権とは、業務の進め方や予算などを決める権利のこと。

簡単に言うならば仕事を自由に進められる権利のようなものです。

「裁量権を持って仕事をしたい」という理由で転職する人がいるほど、「裁量権」は仕事において重要な要素です。

大企業であれば、3年目くらいになるか、もしくは役職がつくまで、仕事の裁量権がほとんどありません。それまでは、上司の指示に従うことが仕事です。

一方、人が少なく仕事が多いベンチャー企業では、入社1年目でも慣れれば裁量権を持たせてもらえます。

仕事の進め方はすべて自分で決める、
最終チェックだけ上司にもらう、という流れで仕事ができるようになるのです。

細分化された雑用のような仕事を毎日やらされるよりは、当然やりがいは大きくなります。

メリット5:そもそも既卒はベンチャー企業に就職しやすい

最大のメリットともいうべきが、これ。

そう、既卒はベンチャー企業に採用してもらいやすいのです。というよりベンチャー企業や中小企業が既卒を狙っているともいえます。

なぜ、ベンチャーや中小企業は既卒を狙うのか?

ベンチャー企業や中小企業は、新卒が応募してこないからです。

新卒は大企業や知名度の高い企業ばかり受ける

新卒は知名度や規模で企業を選びがちです。

そのためベンチャー企業は、たとえ新卒を募集していたとしても、なかなか応募者が集まりません。

そこで、ベンチャー・中小は、既卒採用を行います。

新卒採用だけではぜんぜん人を採用できないので、既卒採用を行うことで、若手を募集するのです。

既卒にとってベンチャー企業・中小企業は狙い目

ベンチャー企業・中小企業は、既卒採用に積極的です。

つまり、ベンチャー企業・中小企業は狙い目なわけです。

既卒がベンチャー企業・中小企業で働く3つのデメリット

デメリット1:忙しい場合がある

「ベンチャー企業は忙しい」というイメージを漠然と持っている方もいると思います。

たしかにベンチャー企業は、忙しい場合があります。

なにせ人手不足。また採用活動を行う企業は、業績が良い企業です。

「業績がよくどんどん仕事が増えるが、人手が足りない」という状況の企業です。

ですから、忙しい場合が多いのです。

実際、私が勤めていたベンチャー企業は、定時という概念が存在しないような企業で、毎日終電近くまで仕事をしていました。

もちろんすべての企業がそうというわけではありません。定時帰宅できる企業や、リモートワークが許されていたり、誕生日休暇があったり、大企業よりも働きやすいベンチャー企業も増えてきています。

「ベンチャー企業には興味あるけど、忙しいのは嫌」という方は、平均残業時間や福利厚生などをしっかりチェックするようにしてください。

デメリット2:組織が未整備

創立3年ぐらいのベンチャー企業に見られる特徴ですが、組織が未整備な場合があります。

たとえば、

  • 業務マニュアルが存在しない
  • 人事部、経理部が存在しておらず一般社員がそれらの業務をこなさなければいけない
  • 経費の処理、業務に必要な備品の準備、健康保険、雇用保険などの申請を自力でしなければいけない

などなど、できたばかりの会社であるがゆえに、未整備の部分が多々あるのです。

たとえば私が勤めていたベンチャー企業では、マニュアルがほとんど存在しませんでした。新しく経験した仕事は全部マニュアル化していたものです。

「いろいろな仕事を経験できる」と捉えることも可能ですが、大変ともいえます。

デメリット3:大企業よりも倒産するリスクが高い

大企業でも倒産するリスクはありますが、やはりベンチャー企業の方がそのリスクは高いです。

大企業であれば複数の事業が収益源となっているため、1つの事業がなくなってもすぐに潰れることはありません。

しかしベンチャー企業は、1つ、2つの事業しか存在しない場合がほとんど。その主力ビジネスから収益を上げられなくなった場合、会社の存続は危うくなります。

もちろん採用活動を行っている企業であれば、ある程度の事業が軌道に乗っている証拠なので、入社後、すぐに潰れることはないでしょう。

ただし3年後、5年後、10年後となると話は別です。

やはりベンチャー企業に入社するなら、潰れるリスクが高いことは覚悟しておくべきです。

ただし、ベンチャー企業でしっかりと経験、スキルを積んでおけば、会社が潰れたとしても転職先に困ることはありません。いつでも必要としてもらえる人材になることも安定といえます。

終わりに:ベンチャー企業といって色々なタイプがある

ベンチャー企業といって様々


ベンチャー企業のメリット、デメリットを一通り紹介してきましたが、あくまで一例です。

忙しいベンチャー企業もあれば、忙しくないベンチャー企業もあります。

ベンチャー企業といいつつ、すでに大企業のような安定運営をしてしまっているベンチャー企業もあります。

ベンチャー企業といってもいろいろです。

ベンチャー企業に就職しようと考えている方は、業務内容や社風、社員の価値観、忙しいのかどうか、といったことをしっかり確認するようにしましょう。

不安や疑問があるならプロに相談してみる

「ベンチャー企業が自分に向いているかわからない」
「働くやすいベンチャー企業を教えてほしい」

などなど、ベンチャー企業に就職することに対して、疑問や不安があるならプロに相談するのがおすすめです。

たとえば「第二新卒エージェントneo」という就職サービスに登録すると、無料でプロの就職アドバイザーに相談できます。

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また就活をはじめる場合、履歴書の書き方や面接の受け方など、いろいろ教えてくれます。

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